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〒001-0037 札幌市北区北37条西4丁目2-6
色々な病気や体調によって定期的な診察が必要で、かつ通院困難な方に対して、診療計画に基づき、お住まいの場所(ご自宅や入居施設)に訪問し、そこで診察を行うことです。
外来の診察室がお住まいの場所にやってきた、とお考えください。
在宅医療では「病気」だけではなく、患者さんの行動や住居環境、考え方などを含めた全ての「生活」をサポートすることを第一の目標とします。
このように生活全般をケアするためには、医師だけではなく多くの職種からの視点が必要なため、当院では診療に際して多職種連携(病院・薬局・訪問看護・ケアマネジャー等)が最も重要と考えています。
一方、「医療より生活を重視する」ことは、在宅医療では病院や外来の医療と全く同じものを提供できるわけではない、ということにもなります。
検査や治療など「医療」の視点で十分な対応を希望する方には必ずしも在宅医療が適さない(外来通院や入院が適する)場合もあります。
在宅医療のメリットとデメリットを理解していただき、その上で在宅医療を選択された方に対し、最善の診療を提供したいと考えています。
在宅医療ではお住まいの場所で診察を行いますが、このうち定期的な診察を「訪問診療」と呼び、臨時の診察を「往診」と呼んで区別します。
訪問診療 定期的かつ計画的な診察です(病院や診療所の予約外来に相当)。あらかじめ診察の予定を決め、計画書を発行し、基本的に「二週間に一度」(体調により変更します)診察を行います。
往診 緊急時に患家からの連絡に応じて臨時訪問して診察を行うことです(病院や診療所の緊急・時間外外来に相当)。 当院では訪問診療を行っている方には緊急連絡先をお渡ししており、24時間・365日体制で電話連絡を受け付けています。
在宅医療の対象となるのは『ご自宅や入居施設で療養しており、病気やケガなどのため通院困難な方(家族や介助者の助けがなくては通院できない方)』です。
例として、下記のような方が当てはまります。
・高度の慢性疾患で定期的な診察が必要な方(脳梗塞・糖尿病・気管支喘息など)
・認知症や高齢で筋力低下があり通院困難な方
・老衰や歩行困難があり、最期を自宅で迎えたいと考えている方
・悪性疾患(末期癌など)で在宅緩和ケアを希望する方
ご自身(やご家族)が在宅医療を受けることができるのか等、気になる方はどうぞお気軽にお問い合わせください。
札幌市 北区・東区・西区・手稲区・中央区
(他患の訪問スケジュール等で訪問不可能な場合もあります。
詳細はお問い合わせください)
訪問診療は完全予約制で、基本的には同じ曜日・時間で『二週間に一度』の診察を行います。
基本的に院外処方となり、薬局から処方薬をご自宅(入居施設)まで配達してもらいます。
かかりつけの薬局があれば、その薬局が配達可能かどうか確認し、かかりつけ薬局がなければ、配達可能な薬局を紹介することも可能です。
当院患者には緊急連絡先をお伝えし、24時間365日体制で連絡を受け付けています。
連絡を受けた場合には、医師または看護師が状況を判断して必要に応じて往診を行いますが、往診では対応不能な場合(一刻を争う緊急時、他院への受診が必要な場合など)
は救急車対応や直接他院への受診をお願いすることもあります。
また、当院患者(在宅医療を行っている方)以外では往診を行いませんので、ご了承下さい。
※当院で最も多い、1割負担の方を例にしてご説明します